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財光寺ジュニア陸上がネイチャークラフト 2009年12月26日

 財光寺ジュニア陸上(監督:茂谷六男さん)が20周年を迎え、年明けの1月2日に開催する記念行事で配る記念品を、子供たちの手作りによる品物を作りたいと依頼がありました。そこで、森の学舎でドングリや木の枝を使ってのネイチャークラフトをすることになりました。9時から工作を始めて昼食をはさんで14時までかかり、子供たちと保護者によって60個の手作りによる記念品を作りました。
 子供たちは、それぞれ個性あふれる記念品を3個から4個作り、子どもの森スタッフも工作の手伝いをしました。購入する記念品に比べて温かみのある世界に1個しかない記念品が出来上がりました。
 自然の素材を使っての工作を通して、子供たちは自然の恵みを感じてくれたと思います。

ネイチャークラフトの様子
出来上がった作品 財光寺ジュニア陸上と子どもの森スタッフ

参加者 子供:12人 保護者:5人 スタッフ:4人

森で過ごそう!森に学ぼう!(1st) 2009年12月6日

 11月に予定していた宿泊型環境プログラム「森で過ごそう!森に学ぼう!」が参加者の不足で開催に至らず、プログラム内容を一部変更して日帰りの環境学習として開催しました。このプログラムを通して、樹木の二酸化炭素の吸収量を知り、自宅でドングリを苗木に育てることで、自然の豊かさを楽しみながら大切さを学びます。

参加者(スタッフ含め):13人  天気:晴天気温低し  場所:森の学舎
9:00〜15:30(予定より30分遅れて終了)

1.樹木の二酸化炭素吸収量
 樹高測定器と巻尺によって、森の学舎にある樹木の樹高を測って、それぞれの樹木が年間に吸収する二酸化炭素を測定して、人の吐き出す二酸化炭素や家庭での電気使用料によって排出させれ二酸化炭素と同じ量を吸収するのに、どれ位の樹木が必要なのかを学習しました。学習結果の一例として、人が一ヶ月に吐き出す二酸化炭素量は、ギンモクセイ(樹高2m強)が約5本で吸収することがわかりました。

樹高測定器で木の高さを測定 木の高さや木周りを記録

2.炙りやきソーセージ
 参加者全員で作った炙りやきソーセージと事務局で用意したブタ汁で昼食をとりました。毎回のことですが、炙りやきソーセージは焼く時に何本かは、竹串より剥がれ落ちますが、今回は剥がれ落ちた分は網を使って無事焼き上げることができました。

竹串に煉ったソーセージ付け 炭火でソーセージを炙り焼き

3.竹の苗木ポット
 参加者それぞれが、事務局で前もって作っていた竹ポットに、名前を書き水はけ用小石と腐葉土を入れドングリを2〜3個横向きに並べ、渇き防止に枯葉を撒いて竹の苗木ポットを作りました。これから、参加者が自宅に持ち帰り苗木に育て、2年経ったら森の学舎周辺の山に戻します。

ドングリ(クヌギ)の竹ポット作り

4.ドングリ工作
 ドングリやその他木の実、小枝、玉切丸太等を使用して、ネイチャー工作をしました。参加者は、それぞれユニークで可愛い作品を完成させました。

大人も子供も工作に没頭


≪参加者の声≫


参加者

・エコと騒がれている昨今、新聞やテレビでエコという言葉を聞かない日が無いくらいです。目先のエコにとらわれず広い意味で環境を考える機会になりました。ドングリを横に倒して植えるのは初めて知りました。どんぐりも宮崎では16種類もあるんですね。芽が出るまで気をつけていきます。楽しみです。ソーセージ作りも楽しかったし、できあがりも美味しかったです。冬のキャンプのようでした。我が家の子供たちが小さい頃にこんな催しあれば参加したかったなーと思いました。スタッフの皆さま、お疲れさまでした。赤米もトン汁も美味しかったです。
・今日は木の高さを測りました。難しかったけど後からは上手にできました。どんぐりを竹に白い石と土を入れました。とても楽しかったです。
・子供も大人も真剣になりました。スタッフがフォローしてくれたので大変助かりました。
・環境学習で、驚く事がたくさんありました。木の高さがわかって面白かった。気をたくさん植えたり、CO2を減らして地球温暖化を防ぎたいです。どんぐり苗床作りでは、木が生えてるのが楽しみです。丁寧に一生懸命育てたいと思います。どんぐり工作では、とても可愛い作品を作ることができました。今日は、環境の事が良くわかったし、ご飯は皆でソーセージを作ってとっても美味しかったです。地球温暖化を防ぐために、環境の事を考えて生活をしたいと思います。とても勉強になりました。楽しく学べました。
・これまでCO2を何本の木を使用して吸収するなど考えたこともありませんでした。これからは生活の中でECOを実行して行きたいと思います。初めてのどんぐりでの苗木づくり、工作をして、とても楽しかったです。どんぐりといっても沢山の種類があると知りました。今日は普段体験できないことが沢山あり良かったです。楽しかったです。ありがとうございました。

北郷小4年生と保護者が環境学習 2009年10月11日

 北郷小学校4年生のクラスレクレーションとして森の学舎で環境学習を実施しました。
 保護者役員さんより、環境の学習を取り入れたクラスレクレーションを森の学舎で実施したいと相談がありました。プログラムを子どもの森で考え、費用については環境森林税の森林環境教育推進事業の活用を勧めました。
 プログラムについては、普段何気なく見逃している身近な自然を感じてもらうためのネイチャーゲーム、自然が提供してくれる素材を使ってのクラフトで環境を体験学習する内容としました。

≪9:00〜11:00≫ 約2時間のネーチャーゲームを、グランドと森の学舎周辺でおこないました。 


ノーズ

動物交差点

フィールドパターン

森の美術館


≪11:00〜13:30≫ 子どもの森が、デイキャンプで実施している炙り焼ソーセージを、グループを分けて竹串作りから炙り焼まで、全て子供たちとその保護者で作りました。


≪13:30〜16:00≫ 昼食の後は、ドングリ・クイズとドングリ工作で、より多くドングリへの親しみを持ってもらいました。


参加者(子供23人、保護者16人、スタッフ4人)全員での記念撮影



川をたのしく親しもう 2009年8月8日

 ネイチャーゲームで、自然をさまざまな感覚や心を通じて理解し、自然と自分が一体であることを学びます。川あそびをとおして自然の豊かさを楽しみ、自然の大切さを学びます。

 先日からの雨の影響で、五十鈴川の水位が高くなっており、ネイチャーゲームと川あそびをするには危険な状態でした。急遽、フィールドを五十鈴川支流の沢に変更しました。支流の沢は川原が狭く活動にはかなり窮屈で、エビがいないためエビとりは中止となりましたしたが、なんとかネイチャーゲームと魚釣りはできました。
 心配していた雨は、活動中には降らず、気温もさほど暑くなく、参加者とスタッフは、「川をたのしく親しもう」を楽しむことができました。


9:00 オリエンテーション
@横山理事長あいさつ、A斉藤理事のスケジュール説明、B吉田理事の活動における注意事項の順に、オリエンテーションが進みました。



次のネイチャーゲームのために沢に下りて行きます。
















9:40 ネイチャーゲーム
@ノーズ:答えはトンボ。
トンボをイメージさせるヒントをネイチャーゲームリーダーの山崎さんがだします。解ったら自分の鼻に人差し指をあてます。さらにヒントがだされ、自信がなくなったら、鼻から人差し指を離します。生きものについて関心をもち、生きものを想像する楽しみを体験します。

水辺でのネイチャーゲーム

Aささ舟流し

B川をのぞこう


10:40 魚釣り
一家族で釣竿を1、2本使って、昼のおかずの一品として食べる魚を釣りました。


C川の流れる音

12:00 昼食(釣った魚のから揚げ)
釣った魚をその場で食べることで、他の命をもらって生きていることを実感します。



カードにあったネイチャーな「ぬけがら」(せみ)を見つけたよ。

















13:00 ネイチャーゲーム Dフィールドビンゴ
森の学舎グランドと周辺で、グループに分かれてビンゴカードに記載しているネイチャーな物を探します。今回のスペシャルなネイチャーは、「カワセミ」です。


ルーペで観察をして、グループ全員が確認したらカードのマスをチェックします。


参加者・スタッフ記念撮影

参加者の声

・自然の中で、たくさんの虫たちや魚たちに出会えてよかったです。魚つりは、大きいのが釣れてとても良かったです。20歳になっても子供心は、忘れません。蛇のぬけがらを見ることができてとても良かったです。また、ぜひ参加したいと思いました。今日は一日ありがとうございました。次は、カワセミを見ることができたらいいなぁ〜。
・今日は、とても楽しかったです。ありがとうございました。スタッフの方たち、お世話になりました。童心に帰って、子供よりはしゃいでいました。川の音は、川の中の場所で変化するのが、おもしろかったです。フィールドビンゴは、多くのものが見つけられて、嬉しかったです。
・初めて参加してしました。楽しくて、美味しくて、よかったです。また、次も参加したいです。ありがとうございました。
・自分たちで釣った魚を食べられて、満足そうな子供たちでした。小さい魚は、後で川に返しましたが、釣った所で逃がしてあげても良かったかなぁと思います。いい時間を過ごさせていただきました。
・子供は、魚釣りをするのが初めてでしたが、何匹か釣れて大変喜んでいました。家の近くに川があるので、「今度、家でやろう」と言っています。自分たちで釣った魚を自分たちで食べて、美味しかったと喜んでいました。今日は、ありがとうございました。
・雨かと覚悟してきましたが、一日持ってよかったです。川がとても綺麗で冷たくて気持ちが良かった。魚も思ったより簡単に釣れて、息子も楽しい様子でした。釣りたての魚をすぐに調理していただいて、とても美味しかったです。一緒にいただいたおやつも美味しく、息子は何個も食べていました。なかなか親子で川遊びは難しいもので、こういう機会の参加でき、とてもよい経験でした。来て良かったです。
・魚釣りがとても楽しかったです。ありがとうございました。
・楽しいプランでした。もう少し運営にメリハリをきかせると緊張感があってよいと思います。おつかれさまでした。ありがとうございました。
・孫と一緒に参加しましたので、とても楽しい時間を過ごせて嬉しく思いました。
・魚釣りが一番楽しかったです。また行きたいです。ありがとうございました。
・少々時間が長くて疲れましたが、楽しかったです。

理事長の反省

・魚釣りから森の学舎に戻って、釣った魚を調理する間の待ち時間が思ったより長かった。釣った魚や中山間地域の川に生息している魚の名前や特徴などの勉強、もしくは、環境問題の関する学習をすれば、より充実した活動になったと思いました。

参 加 者 20人(うち子供8人)
ス タ ッ フ: 14人
後   援: 宮崎県、県教育委員会
協   力 日向市ふるさとの自然を守る会、ボーイスカウト延岡第4団、門川町総務企画課
講師派遣 フェニックス宮崎ネイチャーゲームの会(長友さん、山崎さん、中西さん)
活動助成 セブン-イレブンみどりの基金、門川町まちづくりプレイヤー支援
取   材 メディアリンクス・わぃWaiTV


川をたのしく親しもう準備 2009年8月1日

 8月8日に開催する「川をたのしく親しもう」の準備活動を実施しました。「川をたのしく親しもう」では、15人のスタッフが参加します。8人のスタッフが事前に当日の活動を確認しました。
 また、子どもの森への(株)メディアリンクスによる取材がありました。今日の準備活動も合わせて「川をたのしく親しもう」が取材撮影されます。


裏の竹山から切り出した竹で釣竿30本を準備

(株)メディアリンクスのインタビューに答える理事長

魚つりは餌しだいですね!

釣った魚(おいかわ)をから揚げに


目でる味わう春の野草:環境問題を考える講演会 2009年4月25日

平成21年度総会終了後に、野花の観察会と食べられる野草探しを行いました。環境アドバイザーの古田栄子さんを招いて、森の学舎周辺を散策しながら黄色い花を中心に草花の名前の覚え方と特徴を調べて行きました。また、野草は必要な分だけを収穫して、調理して美味しく春の味覚を楽しみました。まだまだ良質の環境が、たくさん残っています。


草花観察に必要な虫眼鏡の使い方

花の咲いている草花を調べます

見つけた草花をカードに記録します

最後に春を味わいました

今日味わった野草

左上から、
 ヨメナ・セリ・サンショウ・ドクダミ・コハギボウシ・クズ
 お茶・フキ・クサイチゴ・ヨモギ・ウド


ヨモギダンゴ