ホーム>情報公開(活動報告、収支報告、財産目録など)>平成24年度 |
1.事業の成果
@環境プログラム(川をたのしく親しもう、森で過ごそう森に学ぼう、春をたのしもう)を実施することで里山等の自然体験交流と自然環境を理解してもらうための啓発活動ができた。
A環境文庫(森の学舎)にて、森の学舎の常時活用と環境問題全般を学習できる場を提供することができた。
B森林環境セミナーの実施にて、環境問題への取組みのひとつである森づくり活動に継続して参加しているボランティアと、これから参加しようと考えている人に対して、森づくり活動に必要な知識を付与することができた。
C平成18年度から引き続き森林の再生活動(門川高等学校演習林)と平成21年度から始めた竹林の整備の実施にて、森林環境の保全活動ができた。
D県北地域の親子が、11カ月間を通して自然環境を考える体験型環境学習(四季をまるごと体験ecoスクール)で、より深く多面的に自然環境を理解してもう啓発活動ができた。
E協働創出市2012(協働商談会事業)を企画開催することで、地域の行政や労働団体とNPO等の協働を推進することができた。
FWebページと広報紙の発行により、活動の情報発信と環境問題の啓発活動ができた。
2.事業内容(特定非営利活動に係る事業)
(1)農林漁業などの産業体験や里山等の自然体験交流事業
@椎茸ホダ木の管理(ほだ場作業)
・実 施 日:5月20日、11月4日、
・実施場所:森の学舎(門川町大字川内字イカダ場3412-1※以降省略)
・参 加 者:延べ15人
平成22年度の「森林環境セミナー」と「山菜料理と椎茸菌コマうち体験」でコマ打ちをして本伏せ状態にしていたホダ木を椎茸収穫のために起こした。また、平成23年度の「森林環境セミナー」でコマ打ちして仮伏せをしていたホダ木を、森の学舎裏のホダ場に移して本伏せ状態にした。
A川を活用した自然体験交流(川をたのしく親しもう)
・実 施 日:7月29日
・実施場所:森の学舎と五十鈴川
・参 加
者:27人(内子供15人)
・スタッフ:9人
・協 力:宮崎県ネイチャーゲーム協会(4人)
・後 援:宮崎県教育委員会
・助
成 等:子どもゆめ基金
・取 材:わぃWaiTV(延岡ケーブルTV)
親子を対象に、ネイチャーゲームで自然をさまざまな感覚や心を通じて理解し、自然と自分が一体であることを学び、川あそびをとおして自然の豊かさを楽しみ、自然の大切さを学んだ。この体験を通して豊かな森と水を含め環境を守るために参加者が自分で出来ることを見つけるためのきっかけづくりができた。
B山菜収穫と料理の体験(春をたのしもう)
・実 施 日:平成25年3月30日
・実施場所:森の学舎
・一般参加者:14人
・企業参加:ローソン・グループ 9人
・スタッフ:2人
・取 材:わぃWaiTV(延岡ケーブルTV)
森の学舎周辺の田んぼや土手で、食べることができる野草・山菜を探し収穫し料理をして春の自然を楽しみ自然の大切さを学んだ。
(2)中山間地の荒廃した里山の環境保全再生事業
@水源の涵養や災害防止など森林の持つ公益的機能の再生事業
・実 施 日:3月23日
・実施場所:門川高校演習林(門川町大字川内字中山1102-1)/GOCAN(五感)の森
・参 加 者:15人
・助 成
等:宮崎県森林づくり活動支援事業
台風で植林されていた杉が流された門川高等学校演習林の自然環境の復元を図るために、平成18年度に門川高校生と協働して広葉樹を植樹したフィールドに、ヤマザクラとスダジイの補植樹をおこなった。
A放置竹林の広葉樹林への復元活動
・実 施 日:6月30日、7月1日、11日、平成25年1月26日、27日、3月2日、3月30日(春をたのしもうと同時開催) 計7回
・実施場所:森の学舎裏の竹林(門川町大字川内字イカダ場3400-7)/妖精の森
・参 加
者:延べ57人
・助 成 等:宮崎県森林づくり活動支援事業、緑の募金特定公募事業
手入れがされず放置されている竹林を、子どもが入り遊ぶことができる広葉樹の林に再生し、人や動植物にやさしい自然環境と水源かん養や災害の防止など森林の公益的機能の維持増進を図るために、平成21年度から継続して竹の伐採を続けた。
伐採した竹林の面積は約0.05haで、伐採竹で棚を作り、棚に倒竹や竹笹部分等を積んで行った。その他に、伐採竹を下記の通り活用した。
1)四季をまるごと体験ecoスクールでの竹イカダ
2)竹炭
3)粉砕機でチップにして、堆肥作りを兼ねて森の学舎グランドの一部に散布
平成25年3月30日は「春をたのしもう」と同時開催により26人(内企業からの参加が9人)の参加があり、平成21年度と22年度に竹を伐採し広葉樹の植樹をした空間に広葉樹(ヤマザクラ・スダジイ・クヌギ)を捕植樹した。
B子どもの森1号地
平成18年3月に400本を植樹した杉(針葉樹)と広葉樹の混交林である子どもの森1号地は、苗木も大きくなり下草刈の必要がなくなっているので、植樹した広葉樹の成長調査のみを実施した。現在は、フィールド所有者による枝打ちと間伐が行われている。
(3)地域の自然環境などを理解してもらうための啓発活動
@四季をまるごと体験ecoスクール
・実 施
日:5月26日、6月9日、7月7日、8月11日、9月1日、10月27日、
11月17日、平成25年1月19日、2月23日、3月9日、10日 計11回
・実施場所:森の学舎
・参 加
者:22人(子供15人)、スタッフ:延べ6人
・助 成 等:子どもゆめ基金
地域の小学生とその保護者に対して、四季を通した自然体験や農業体験から自然の大切さを理解し、将来の自然環境の守り手に育ってもらうために、11カ月の期間を通して、同じ参加者で、スクール形式により下記のことを実施した。
1) ネイチャーゲーム(フェニック宮崎ネイチャーゲームの会)
2)麦刈り・脱穀
3)スクールの旗作り
4)ダンボールコンポストによる堆肥づくり(宮崎ダンボールコンポスト門川支部)
5) 竹イカダを作り川下りによる河川清掃
6) 塩づくり
7) 麦畑づくり、麦種蒔き
8)環境学習(なんでもマイレージ)
9) イチゴの収穫(松田農園)とイチゴ酵母づくり
10)
乳牛牧場での酪農体験(矢北牧場)とバターづくり
11) 石臼による小麦挽き
12) パンづくり
13) 文集制作
A森林を活用した体験型啓発活動(森で過ごそう森に学ぼう)
・実 施 日:12月2日
・実施場所:森の学舎
・参 加
者:19人(子供10人)、スタッフ:4人
・助 成 等:子どもゆめ基金
樹木の二酸化炭素吸収量を測定し、樹木が二酸化炭素削減に大きな役割を果たしていることを学習した。また、参加者がドングリを自宅で苗木へと育てるために、ドングリの竹ポットを作った。自然における樹木に愛着を持ち樹木の大切さを知ることで、自然環境を理解する啓発活動となった。参加者で育てたドングリの苗木は、数年後に地域の山への植樹へと発展させる。
(4)市民活動の活性化に関わる企画、コーディネート事業
@協働創出市2012
・実 施 日:平成25年3月13日
・実施場所:クリエーティブセンター門川
・参加団体:36団体(73人)
・助 成 等:宮崎県生活・協働・男女参画課の委託事業
県北地区において、行政とNPO等、労働団体とが話し合いや意見交換をする機会を設けることで、多様な団体等とを結び付け新しい協働を創出する「協働商談会」の企画開催をした。また、事業の一部としてWebページの管理運営も行った。
A森林環境セミナー(森づくりボランティアの養成)
・実 施 日:平成24年3月24日
・実施場所:森の学舎
・受講者数:6人、スタッフ:2人、講師:3人
・助 成 等:宮崎県森林づくり活動支援事業
環境問題への取組みのひとつである森づくり活動に継続して参加するボランティアの必要な知識を習得するためのセミナーで、今回が5年目(5度目)の開催となった。
1)森づくりのための森林生態学(宮崎大学農学部准教授 高木正博さん)
2)森づくりボランティアの紹介(横山理事長)
3)植物観察(県北植物愛好会 成迫平五郎さん)
(5)活動の情報発信・啓発のための事業
@Webサイトの運営
・実施時期:4月〜平成25年3月
子どもの森のすべての活動と自然環境啓発等を、月5回のWebページ更新にて情報発信をした。1日平均10件のWebページ(トップページ)の閲覧があった。
A機関紙の発行
・発行月:7月
子どもの森の前年度活動と自然環境啓発等を、機関紙「子どもの森通信9号」をA4サイズ12ページで発行をして情報発信ができた。機関紙は、正会員・賛助会員・行政機関・活動助成元等と、子どもの森の活動紹介で関係者へ配布した。また、Webページからもダウンロードできるようにした。
B事業案内チラシの作成
・実施時期:各事業の開催1カ月〜2カ月前
宮崎県や宮崎県教育委員会等の後援をもらい、それぞれの事業や活動の案内チラシや参加者募集チラシを作成した。主に県北の図書館や近隣のスーパー等においてもらった。また、Webページからもダウンロードできるようにした。
(6)その他目的を達成するために必要な事業
@森の学舎の有効活用としての施設開放
1)宮崎県リレー上映会実行委員会(古田代表)による「シェーナウの想い」無料リレー上映会(9月8日)
2)門川短歌に親しむ会主催で川村節子さんを招いた短歌講座(12月8日)
A森の学舎の環境整備
・渡り棟に靴箱の設置
・グランドに炭焼き窯小屋を設置
・採光窓を使った飾り棚の作成
・ライフジャケット掛棚の作成
・石窯の修理
・環境文庫に本箱を6個増設
・グランドの草刈
B各種講演や事業説明
1)2012全国廃校活用現地セミナー(九州地区)in熊本(6月14日、15日)
廃校なった小中学校を再生可能な貴重な地域財産として捉え、様々な形で有効活用を考えるセミナーで、現に廃校を活用している団体やこれから活用しようと考えている会社、民間団体、行政の約40人が参加し、横山理事が、森の学舎の活用事例報告をおこなった。
主 催:財団法人都市農山漁村交流活性化機構
会 場:きくちふるさと水源交流館(旧菊池東中学校)
参加者:横山純子理事
2)九州環境ボランティア会議での活動発表とパネルデスカッション(11月18日)
九州内の県単位で持ち回り開催している「第9回九州環境ボランティア会議in宮崎」の第1分科会で、横山理事長が、子どもの森の活動発表とパネルディスカッションのパネリストとして参加した。
主 催:九州環境ボランティア会議in宮崎実行委員会
会 場:綾てるはの森の宿
参加者:横山謙一理事長
Cシニア・団塊世代応援フェアin延岡(平成25年1月13日)
高齢者の豊富な知識や経験を生かして多様な分野で社会参加することにより、高齢者自身のいきがい・健康づくりはもとより、地域・社会全体の活性化を図るために、団塊世代でいきいきと活動をされている俳優の岡本信人氏の講演やトークショー、地域活動団体の紹介(ワールド・カフェ)が行われ、地域活動団体の一つとしてフェアに参加した。
主 催:宮崎県長寿介護課・宮崎県社会福祉協議会
会 場:キャトルセゾン・マツイ
参加者:横山謙一理事長、横山純子理事
D黄色いレシートキャンペーン(平成25年2月11日)
7年間にわたり支援を受けているイオン黄色いレシート・キャンペーンの日において、イオングループ2店舗で黄色いレシート・キャンペーンの普及協力と子どもの森のPRを実施した。
店 舗:ホームワイド財光寺店、イオン日向店
参加者:横山謙一理事長、他1名
月 | 予定/実施 日 |
活 動 名 | 場 所 | 備考/内容 |
---|---|---|---|---|
4 | 11(水) | 会計監査 | 事務局 | |
14(土) | 竹林整備 | 妖精の森 | 竹伐採、タケノコ除去 | |
16(水) | 理事会 | 事務局 | ||
22(日) | 第12回通常総会 | 森の学舎 | 総会終了後「山菜を食べよう会」を開催 | |
5 | 4/29(祝)、2(水) 3(祝)、4(祝)、5(祝) |
森の学舎の施設整備 | 森の学舎 | 下駄箱・簡易炭窯などの設置 |
12(金) | 理事会 | 事務局 | ||
13(日) | ecoスクールの準備 | 森の学舎 | 麦刈りについて | |
19(土) | 竹林整備 | 妖精の森 | 竹伐採、タケノコ除去 | |
20(日) | 椎茸栽培 | 森の学舎 | ホダ木の本伏せ | |
26(土) | ecoスクール | 森の学舎 | 開校式、ネイチャーゲーム、麦刈り | |
6 | 9(土) | ecoスクール | 森の学舎 | 麦の脱穀、スクール旗作り、ダンボールコンポスト |
10(日) | ecoスクールの後備 | 森の学舎 | 麦の脱穀 | |
14(木)、15(金) | 2012全国廃校活用現地セミナー(九州地区)in熊本 | きくちふるさと水源交流館 | 横山理事 | |
17(日) | みやざき森づくりボランティア協議会総会 | 宮崎市民プラザ | 横山理事長、横山理事 | |
23(土) | 森の学舎の施設整備 | 森の学舎 | 飾り棚、流し台周り | |
30(土) | 竹林整備 | 妖精の森 | 竹伐採、粉砕 | |
7 | 1(日) | 森の学舎の整備、竹林整備 | 森の学舎と周辺,妖精の森 | 草刈り |
7(土) | ecoスクール | 森の学舎 | 竹イカダ作り | |
22(日) | 川をたのしく親しもうの準備 | 森の学舎 | ||
29(日) | 川をたのしく親しもう | 森の学舎、五十鈴川 | ネイチャーゲーム、川あそび | |
8 | 4(土) | ecoスクールの準備 | 五十鈴川 | 川下りについて |
9(木) | 協働商談会公募説明会 | 県庁 | 横山理事 | |
11(土) | ecoスクール | 森の学舎、五十鈴川 | 竹イカダでの五十鈴川清掃 | |
18(土)、20(日) | 炭焼き、炭だし | 森の学舎 | ||
27(月) | 理事会 | 事務局 | ||
9 | 1(土) | ecoスクール | 日向灘、森の学舎 | 塩作り |
8(土) | リレー上映会 | 森の学舎 | シェーナウの想い | |
9(日) | みやざき森づくりボランティア協議会研修 | ロキシーヒル | ||
29(土) | 竹炭焼きの準備 | 森の学舎 | ||
10 | 6(土)、8(祝) | 竹炭焼き | 森の学舎 | |
10(水) | 協働商談会ヒアリング | 県庁 | 横山理事長、横山理事 | |
21(日) | ecoスクールの準備 | 森の学舎麦畑 | 麦畑作り | |
27(土) | ecoスクール | 森の学舎麦畑と近くの畑 | 麦畑作り、野菜収穫、野外炊飯 | |
11 | 3(土) | 石窯の修理 | 森の学舎 | |
4(日) | しいたけホダ木おこし | 森の学舎ホダ場 | ||
11(日) | ecoスクールの準備 | 森の学舎麦畑 | 麦畑作り | |
17(土) | ecoスクール | 森の学舎 | 麦撒き、環境学習 | |
18(日) | 九州環境ボランティア会議 | 綾てるはの森の宿 | 横山理事長 | |
24(土) | 森で過ごそう森に学ぼうの準備 | 森の学舎 | ||
25(日) | 森づくりシンポジウム | 宮崎県立図書館 | みやざき森づくりボランティア協議会主催 | |
12 | 1(土) | 森で過ごそう森に学ぼうの準備 | 森の学舎 | |
2(日) | 森で過ごそう森に学ぼう | 森の学舎 | 二酸化炭素測定、ドングリ・ポット作り | |
8(土) | 施設開放(短歌講座) | 森の学舎 | ||
1 | 13(日) | 団塊世代応援フェア | キャトルセゾン・マツイ | 横山理事長、横山理事 |
19(土) | ecoスクール | 矢北牧場、森の学舎 | 酪農体験、石臼小麦粉作り | |
26(土) | 竹林の整備 | 妖精の森 | 竹棚づくり、竹炭焼き準備 | |
2 | 11(祝) | 黄色レシートキャンペーン | ホームワイド財光寺店 イオン日向店 |
子どもの森PR活動 |
15(金) | 理事会 | 事務局 | ||
23(土) | ecoスクール | 松田農園、森の学舎 | イチゴ酵母作り、石臼小麦粉作り | |
3 | 2(土) | 補植の準備 | 妖精の森 | 目印竹たて、草刈り |
9(土)、10(日) | ecoスクール | 森の学舎 | 石窯パン焼き、文集作り、閉校式 | |
13(水) | 協働創出市2012 | クリエーティブセンター門川 | ||
16(土) | 竹林の整備 | 妖精の森 | ||
23(土) | 高校生との森づくり | GOCANの森 | 補植、お楽しみ昼食 | |
24(日) | 森づくりのための森林環境等学習 | 森の学舎 | 植物観察、森林生態、森づくり活動の現状・必要性 | |
30(土) | 植樹と春の山菜・野草を楽しむ | 妖精の森、森の学舎 | 補植樹、山菜収穫、竹林整備 |