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2011(平成23)年度通常総会

 昨年度は、協働を意識した活動を進めてきました。7年間の子どもの森の活動を通して、それぞれの団体単独では、その想いを形にすることの難しさを感じていました。一方、企業や他の団体と協働し活動した時には、容易に形になっていく実感がありました。

 同じ想いを持つもの同士が一緒になって活動や事業を進めて行くことが、地域の問題解決にとって有効な手段であり、宮崎県の委託事業である「協働商談会開催事業」が、子どもの森の感じている協働を地域に広げることができる事業であることから、昨年度に、宮崎県生活・協働・男女参画課と協働して「協働創出市2010〜協働商談会(県北地区)想いを”かたちに”」を開催しました。32団体(NPO・ボランティア団体14、行政7、企業5、労働団体2、その他4)73人の参加がありました。この協働商談会開催事業を通して、地域において協働の考え方が浸透していくことを期待しています。この「協働商談会開催事業」は、報告ヒアリングを行った結果、今年度も子どもの森で開催することになりました。
 今年度に計画をしている子どもたちを対象にした継続的な環境学習(エコ・スクール)の準備として、門川町行政との協働として「食と環境の関係を考える協働モデル事業」を、宮崎県市町村振興協会からの助成を受けて実施しました。協働への温度差もあり、なかなか思うように役割分担もできませんでした。協働で事業を進めるのは難しいものだと感じました。協働は、想いだけが先走ることのない様に気をつけてなければなりません。協働した行政職員には、環境の事を考えた行政サービスを進めて行ってもらいたいと考えています。
 森づくりでの協働としては、妖精の森での「竹林の整備」が、ローソン緑の募金事業として認定され、株式会社ローソン社員と地域のローソン店舗から17人の方が参加して実施できました。

 今年度の活動においても、企業や他の団体、学校や労働団体と一緒になって協働を意識した森づくりや環境体験型学習、自然交流活動を進めて行きたいと思います。