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2005(平成17)年度通常総会

 私たちの住んでいる地域の環境は、ここ40年で激的な変化が起こっています。山は切り開かれ宅地造成が進んで、子どもたちのすぐ近くの遊び場であった里山がなくなりました。蜆(しじみ)が取れていた川から蜆が居なくなり、水浴びができた川や海は遊泳ができないほど汚れてしまいました。  私たちの子どもたちに、より良い地域の環境を残してあげたいと思ったときに、ゴミ問題や地球温暖化、オゾン層の破壊、土壌汚染、大気汚染、河川や海の汚染、ダイオキシンに代表される環境ホルモン、森林問題、化石燃料を消費した後のエネルギー問題等、数え切れない程のたくさんの問題があります。  地球温暖化をくい止めるために、地球規模での取り組みとして、二酸化炭素など6つの温室効果ガスの排出削減義務などを定める京都議定書の発効(2005年4月)等があり、伐採により面積が年々消滅している熱帯雨林を植林により消滅を防ぐ試みも行われています。今、世界中の人々が、悪化していく環境に大きな問題意識を持ちはじめました。  私たちは、小さな地域で小さな事しかできません。そんな小さな事をやっても、環境が目に見えてよくなるわけでもないでしょう。また、今何もしなくても急激には環境は悪化していかないでしょう。しかし、このまま何もしなくてよいのでしょうか。このような問題を行政や人任せと考えるのではなく、自分の事と捉えて、自分のできる範囲で、私たちの子どもたちに、地域環境を守り残していく必要があるのではないでしょうか。また、次の世代を担っていく子どもたちは、子どもたち自身で、環境を守り良くしていく必要もあります。そんな子どもたちへの環境教育も大変重要な事だと思います。