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パン作りを通して食と環境を考える体験学習で、農業体験から自然の大切さを学びます。2019年度の「四季をまるごと体験ecoスクール」は、子どもゆめ基金の助成事業として第9期生で実施しています。ecoスクール生は、33名(16家族)です。予定スタッフは7名で、今年のecoスクールが開校しました。

「四季をまるごと体験ecoスクール」は、昨年度で8年目の実施となりました。4年目までは、学校が休みである土曜日の児童の居場所としての役割も持たせようと土曜日を開催日としていましたが、5年目(2015年)の年度から、参加募集をしている市町村(活動場所である森の学舎に通える可能範囲)のひとつである延岡市の小学校において、土曜授業が導入されることになったので、土曜日より日曜日にプログラムを開催した方が参加し易いだろうと考え、5年目から日曜日に開催日を変更しました。しかし、その延岡市では一部の小学校だけの土曜授業の導入しかなく、しかも年に数回しか土曜授業が実施されませんでした。開催日を日曜日にしたことにより参加申し込みが減少しました。また、参加者の活動欠席も多くなりました。申し込み者や参加者への聞き取りで、日曜日は家族や地区の行事、また学校行事も多くあり、土曜日と比べると参加しずらい曜日となっていることが判明しました。

これを踏まえて、8年目(2018年度)からは、土曜日を主にプログラムを開催することにしました。他に、参加者が負担することになる経費を抑えて、参加費も安くしてより申し込みが気軽にできるようにプログラムの内容を見直しました。親子で参加となると2人分の参加費が必要となることも参加申し込みの妨げになっていると考えました。参加費が安くなれば参加者にとって経済的な負担を軽減できます。

以上をふまえた昨年度の「四季をまるごと体験ecoスクール」は、参加者21名(内子ども14名)で開催することができました。
しかし、同一の市町で一斉に行われる学校行事と重なる日があり、参加者が少ない日もありました。全工程が9日間もあり、学校行事が休日に集中する月(活動内容から開催月が限定されるため)にも開催しなけれなばならないし、開催日数が多いことは、参加者に負担をかけることにもなります。

そこで、学校行事が休日に集中する月を外すためと、パン作り部分に特化して全工程日数を減らしました。活動内容を減らすことで、小学低学年にも作業が可能となったので、募集対象を小学3年生に引き下げました。

麦畑づくり(11月16日)閉校(9月7日)塩作りと麦挽い(8月24日)脱穀(6月8日)開校(5月25日)

麦畑づくり(11月16日)

 ecoスクールは閉校しましたが、次年度のecoスクールの麦準備として、スタッフと今年のecoスクール参加者の有志により麦畑づくりをおこないました。

9:00〜 畑の整地と草根取り
 スタッフにて1週間前に、畑の麦蒔きをする部分の耕うんをしていたので、今日は耕うん機の活躍はありませんでした。スコップと鍬、熊手を使って整地と草根取りをおこないました。同時に、苦土石灰10kgとダンボールコンポスト堆肥4箱を混ぜました。

12:00〜14:00 昼食休憩

14:00〜15:00 麦蒔き
 70p間隔の14列で、列あたり30gの麦を播きました。播いたのは、昨年度のecoスクールで麦播きをして、今年5月に収穫した麦です。

15:00〜16:00 後かたづけ

畑の整地と草根取り 麦播き

今年のスクール生:4名(保護者1名)、スタッフ4名

閉校(9月7日)

8:00 スタッフ集合

9:00〜 オリエンテーション、バターづくり
 今日の体験(作業)の説明後、早速バターづくりに挑戦。今回は、生クリーム50ccと牛乳10ccでフリフリしました。生クリームのみでもできるようですが、牛乳を入れた方が、混ぜやすく、最後の仕上げもきれいにできるようです。次回は、50ccと50ccでやってみましょう。

10:00〜 パンづくり
 5グループに分かれ、前回作った塩と挽いた小麦粉を使い、パン生地を作りました。1次発酵後、想いおもいの形に整えて二次発酵です。二次発酵は、冷蔵庫の中で発酵を遅らせ、午後のパン焼きに備えます。

12:00〜 昼食

13:00〜 パン焼き、感想文
 パン釜が3つしかないので、順番に冷蔵庫から二次発酵を遅らせたパンをだして、しばらく常温で発酵させた後に焼きます。

15:30 解散
 これからのエコな活動についての話、修了証書の授与、最後に記念撮影をして、4回のecoスクール(パンづくり編)を閉校しました。

バターづくり パン生地づくり
パン焼き
修了証書授与 ecoスクール参加者

スクール生:28名(保護者13名)、スタッフ:5名

塩作りと麦挽い(8月24日)

8:00 スタッフ集合
  簡易釜戸を設置する個所を決め、雨に備えて早く集まったスクール生(保護者)も一緒になってテントを4つ張りました。

9:00〜 オリエンテーションと簡易釜戸設置
 作業手順の説明と注意事項の後、グランドに、ブロックを使って4カ所の釜戸の土台を作り、その上に簡易釜戸を設置。

9:30〜 塩作り
  5グールに分かれて塩作りを開始・・・まずは、マッチを使って焚き付けに火をつけ、火が強火になったら、鍋に入れた5リットルの海水を沸かしはじめ、海水が約750ccになったら1度目のコーヒーフィルタでろ過。コーヒーフィルタの残ったものが、塩化カルシウム(ニガリ)。ここまで1時間30分以上。
 鍋を濯ぎ、ろ過した濃縮海水を中火で再び煮詰める。20分ちょっとで、海水がシャーベット状になったら2度目のろ過。コーヒーフィルタに残ったものが塩、液体がニガイだ。

12:10〜 昼食
 お楽しみとして、塩作りで採取したニガリで作った豆腐を皆で試食。

13:00〜 乾燥
 フライパンで炒めて水分を飛ばす。ガスコンロを使って、フライパンに塩が焼きつかないように慎重に炒める。 できた塩は皆で味比べ。
 合計で、573gの塩が完成。

13:30〜 麦挽き
 4グループに分かれて、麦6kgを石臼で小麦粉へ。机上に、石臼専用の粉受けを置き、その中に石臼を配置。石臼が粉受けの中で動かないようにストッパを置き、交代しながら石臼を廻す。
 合計で、2.34kgの小麦粉が完成。

15:30〜 掃除
 石臼での麦挽きで、汚れた室内と石臼を皆で掃除。

16:00 解散

釜戸で海水の煮つめ
濃縮した海水のろ過 塩をフライパンで乾燥
石臼での小麦挽き 挽いた小麦粉のふるい
今回のニガリで作った豆腐を試食 完成した小麦粉

スクール生:27名(保護者12名)、スタッフ:4名

【8月17日】準備

太陽についてを環境学習のテーマにしようと思います。ただし、天気がよくなっかたら(太陽がでていなければ)別の環境学習を考えなくてはなりません。

太陽のエネルギーを、目玉焼きで試しました

【8月3日】準備

瀬渡し船で門川沖のビロウ島のさらに沖まで行って、塩の原材料となる海水を汲んできました。遠い太平洋上で台風が発生していたのですが、その影響なのか、やや波が高かったです。

この船で海にでました かなり沖まででました 海水はバケツで汲みます

【7月13日、15日】準備

これまでの石臼での小麦挽きは、ダンボール板の上に石臼→もろぶたの中に石臼と進化してきました。今年は、石臼専用の粉受けを4個(大臼用2個、小臼用2個)を制作しました。この粉受けは、来年以降の小麦挽きにも使用します。

今年のecoスクールでは、4個の石臼を使う予定です。6年前に目立てをしてませんし粉受けも作るので、石臼4個を目立てしました。

粉受けの制作 石臼の目立て

脱穀(6月8日)

8:00 スタッフ集合
今日の活動内容の確認、使用する道具や消耗品の準備等を行いました。

9:05〜 ダンボールコンポスト
スクール生が自宅で、生ごみから堆肥を作ります。ダンボールコンポストネットワーク門川支部のお二人から、ダンボール箱のコンポストで堆肥する手順と組み立ての説明してもらいました。ダンボール箱で作った堆肥は、スクール生の自宅で使用するか、ecoスクール畑で使用するかを選択します。

10:00〜 脱穀
足踏む脱穀機・千歯・こき箸を使って、2週間前に刈りとっていた麦穂から籾を離していきます。こき箸と足踏む脱穀機は、確実に籾を分離できますが、千歯は、穂が切れて上手く脱穀ができませんでした。

12:10〜 昼食

13:00〜 ビオトープ観察
長靴を履いて、網とバケツや観察箱と図鑑を持って、ビオトープで水生の生き物を捕まえて観察しました。観察が終わったらビオトープに帰します。観察では、ゲンジホタルの幼虫を見つけることができました。スタッフの一部は残って、唐箕の準備をしました。

14:00〜 風選
まず、手もみして籾と実を分離させます。その後、唐箕を使って、籾を取り除いていきます。子どもたちが交互に唐箕の風車を回しました。

15:30 解散


ダンボールコンポスト

脱穀

ビオトープ観察

風選

スクール生:26名(保護者12名)、スタッフ:6名、宮崎県ダンボールコンポストネットワーク門川支部:2名

【6月2日】準備

足踏み脱穀機と千歯で脱穀した穂が散らばらないように、ダンボールで受け箱を作りました。

スタッフ:4名

開校(5月25日)

8:00 スタッフ集合
ecoスクール生の1時間前に集まり、年間の大まかな流れと今日の活動内容を確認しました。

9:00〜 開校式、はじめまして
横山理事長あいさつ→自己紹介→はじめまして(ネイチャゲームリーダー:横山理事長)→集合写真と進みました。

10:30〜 フィールドビンゴ
森の学舎周辺を、ジュンジュン(ネイチャーゲームリーダー)が主となり、横山理事長と井澤理事が補助として、グループ毎にカードに掲載されている自然を探していきます。今回のスペシャルは、サワガニです。

11:30〜 麦刈り
昨年度のecoスクールで植えた麦を、稲刈り鎌を使って刈っていきます。

12:00〜 昼食

13:00〜 麦はさ掛け
藁で一束にまとめていきます。2m竿に7本分を掛けてました。

14:30 解散
昨年度に蒔いた麦が少なく、今年度は、ecoスクール生が多いので予定より早く終り、1時間30分も早い解散となりました。


はじめまして

フィールドビンゴ

麦刈り

麦はさ掛け

スクール生:29名(保護者13名)、スタッフ:5名、取材:ケーブルメディアワイワイ