パン作りを通して食と環境を考える体験学習で、自然体験や農業体験から自然の大切さを学びます。2018年度の「四季をまるごと体験ecoスクール」は、子どもゆめ基金の助成事業として第8期生で実施しています。21名のスクール生と延べ9名のスタッフで活動していきます。
閉校(3月9日)第8回(2月23日)第7回(12月15日)第6回(11月11日)
第5回(8月5日)第4回(7月14日)第3回(6月16日)第2回(5月26日)
開校(5月19日)
今年度のecoスクールも、いよいよ閉校となりました。バターづくりと、これまで作った塩・イチゴ酵母・麦から挽いた小麦粉を使ったパンづくり、椎茸原木の駒うち、思い出で書きを行いました。
9:00 いつもより30分早い集合
〜10:00 朝の会、バターづくり
今日の活動の説明(朝の会)後に、パンづくりで必要となるバターを作りました。今回のバターづくりは、牛乳50ccと生クリーム(脂肪分43%)50ccを500mlペットボトルに入れ、とにかくシェイクシェイクして作ります。早いスクール生で10分、20分もしたらすべてのスクール生がバターを完成させました。
〜11:00 パン生地づくり
4グループ+スタッフのチームに分かれて、イチゴ酵母と小麦粉に塩とバターを混ぜ込み生地を煉りあげました。パン生地は、薪ストーブの近くに置いて一次発酵をすすめます。
〜11:30 思い出で書き
1年間のecoスクールで心に残っている・楽しかった活動の感想文を書きました。文集は、取りまとめて環境文庫の置く予定です。
〜12:00 椎茸原木への駒うち
一次発酵の時間を利用して、椎茸菌駒をコナラとクヌギに接種しました。今回使用した椎茸菌は、「とよくに」の木片駒です。椎茸原木(椎茸菌を摂取した木)は、センダンの下に並べ小枝を被せて仮伏せしました。
〜13:15 昼食タイム
昼食タイム中も、パン生地の一次発酵がすすんでいます。ここで、昼食の終わったスタッフは、パン窯に火を入れ窯を温めてにかかります。今回は、簡易窯も含め三つの窯でパンを焼きます。
〜14:00 ベンチタイム
一次発酵終わった記事を8等分程度に切り分け、20分程度休ませます。
〜14:30 形成か二次発酵
ベンチタイムが終わった生地をそれぞれ好きなパンの形に整えてから、ストーブの近くで二次発酵にはいります。
〜16:10 パン焼き
二次発酵の終わったものから、順次焼きにはいります。スタッフで作ったフスマのクッキー生地も焼きました。
〜16:30 (いつもより60分遅く)修了式
修了証を家族単位で渡していきました。最後に横山理事長から、家庭や学校でのエコな活動をお願いしてecoスクールが閉校しました。
バターづくり |
パン生地づくり→一次発酵 |
思い出で書き |
駒うち(ドリルで穴開け) |
パン形成→二次発酵 |
パン焼き |
完成したパン |
ecoスクール閉校 |
2週間後の最終回ecoスクールでパン焼きをします。今回は、パンの材料となるイチゴ酵母と小麦粉を作りました。
9:30〜11:00 イチゴ酵母
家庭においてのイチゴ酵母の育て方を説明後、スクール生が持ち帰るイチゴ酵母育成セットを、ひとり一つづつ作ります。
11:00〜11:40 草取り
畑の麦が順調に育っています。
麦刈りでカラスノエンドウも一緒に刈ってしまうと、脱穀の時にカラスノエンドウの実が麦と混ざってしまうため、カラスノエンドウを除去しておかないと大変でなので、麦に絡んでくるカラスノエンドウの除去を目的として草取りを行いました。
11:40〜13:20 昼食タイム
子どもたちは、川やビオトープでの水遊び楽しそうです。
13:20〜15:00 麦挽き
石臼3基を使って、麦を挽いていきます。子どもたちには、石臼での麦挽きは、かなりの重労働です。
733gの小麦粉を作れました。
イチゴ酵母 |
草取り |
麦挽き |
小麦粉の完成 |
今回は、樹木の二酸化炭素吸収量の計算と、ドングリや枝を材料にしたネイチャー工作を通して、樹木(森林)の恵みと大事さ大切さを体験するプログラムです。
9:30〜11:00 環境学習
(どれ位の二酸化炭素を吸収してくれるのだろう!人間の生活で排出する二酸化炭素を吸収するのに何本の樹木が必要になるだろう!)樹木の大切さを知るために、樹木の二酸化炭素吸収量を計算をしました。
@森の学舎にある「センダン」「モチノキ」「サクラ」の樹高を、樹高測定器とメジャーを使って測る。
A高木(樹高3m以上)は胸高、低木(3m未満)は根元で幹の太さを測る。
B幹の太さから、葉の面積の合計を計算。
C葉の面積から、高木は0.19・低木は0.25を葉の面積に乗じて、樹木が1カ月に吸収する二酸化炭素の量(kg)を計算。
D人が呼吸で吐き出す二酸化炭素と、家庭で使用する電気から排出される二酸化炭素を吸収するのに必要な樹木の本数を計算。
11:00〜11:30 麦踏み
前回のecoスクールで蒔いた麦から10日後頃に発芽した麦の茎を強くするための麦踏みを行いました。麦踏みをするのに、子どもたちの体重が丁度よいようです。思ったよりゆったりと早めに終わったので、昼食もゆっくりととることができました。
13:00〜15:30 ネイチャー工作
思い思いの自然材料を材料に、グルーガンで接着してリースやドングリドール等を作りあげました。
樹高測定 |
幹測り |
二酸化炭素の計算 |
麦踏み |
ネイチャー工作 |
作品 |
前回のecoスクールで収穫していた芋を石窯で焼いて、おやつにしました。
前回のecoスクールから3カ月後、ずいぶんと久しぶりです。今回は、学校が日曜授業、音楽発表会、体調不良のため、多くのスクール生が欠席でした。また、これまでで一番少ないスタッフ数でしたが、事前に麦畑づくりを一部やっていましたので、何とか麦畑づくりを終了することができました。
9:00〜11:50、12:50〜13:30 草取り、土ふるい
準備でできなかった部分の土起こしとふるいで石や草の根を取り除いていきました。午前中に一度長めのお茶休憩をいれて、お昼ご飯をとって、午後30分ほどして、予定面積の草取りと土ふるいが終わりました。
〜14:00 芋ほり
麦の脱穀(5月26日)に、秋のお楽しみと雑草防止のために植えていた芋の苗から大きな芋が収穫できました。今日の参加者とスタッフで一部を持ち帰り、残りは、次回ecoスクールで焼き芋等で食べたいと思います。
〜15:30 耕うんと麦まき
畑にダンボールコンポストで作った堆肥を2箱分、苦土石灰を10kg蒔き、耕うん機で耕うんして平にして、幅が80cm、高さ10〜15cm、通路幅30cm前後の畝をスコップで、8本作りました。
これまで、パン作りの麦と種麦に必要な量以上の収穫があったため、これまでより畑を2/3に小さくしました。蒔いた種麦も100gと少なめでした。
まずは土づくり |
耕うん |
イモ(でかい) |
畝づくり |
種麦まき |
完成 |
◇準備(事前の草取りと土おこし)11月4日、10日◇
麦畑づくりで、種麦まきまで終わるように、2日間かけて、草取りと土おこしをしました。
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迷走した台風12号の影響で雨が降ってやや水量が多い五十鈴川でしたが、予定通り実施できました。
今日の予定は、「森の学舎の前を流れている五十鈴川で、第4回で作ったイカダを使って川側からでないと撤去できない川岸のゴミを拾う。」と「川の生き物を調べ観察し多くの種の命の大切さを学び豊かな自然環境が、動植物の食物連鎖や生態系に必要なものであることを学ぶ。」です。
9:30〜 川下りコースの下見
やや水量が多いこともあり、ゴミ拾いをしながらゴール予定地まで歩き、途中の川の様子とイカダを上げる登り口の下見しました。 ゴールには目印として黄色い風船を設置しました。
10:30〜 イカダで川下り
ヘルメットとフローティングベストを着用して、それぞれ自分が作ったイカダに乗船し、松瀬橋からゴール地点まで向かいます。今回は水量が多く流れが速いため、無理をしない程度にゴミ拾いをしました。
12:00〜 イカダ分解
使用したイカダのペットボトルを取り外します。
12:30〜 昼食
13:30〜 川の生き物調査
箱メガネと手網で、川の生き物を捕まえて名前を調べ、川遊びを楽しみました。
15:00〜 着替え&おやつタイム
15:30 終わりの会(次回は11月です)
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◇準備(イカダ下り)8月4日◇
川の安全確認のために、事前のイカダ下りです。
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梅雨があけて暑い日がはじまった季節、次回の川下り清掃で使用するイカダづくり(コンパネとペットボトル40個で)とビオトープ観察を行いました。
9:30〜 はじめの会、オールづくり
イカダを川面で操るオールを、子どもたちが1本づつ作りました。計11本の新しいオールが出来上がりました。
10:30〜 イカダ乗船面の作画
一家族がグループとなり一艘のイカダを作ります。イカダの乗車面側に、各グループそれぞれ好きな絵を、マジックで自由に描いていきます。
11:30〜 ビオトープ観察
前回に続いて、ビオトープで生き物調査をしました。今日は暑い日だったので、ミニ田んぼの水は、お湯となっていました。マツモムシ、イモリの幼体、カエル、ヤゴ、カワニナ等を観察することができました。前回は観察できなかったミズカマキリを見ることができました。
12:10〜 昼食
13:00〜 イカダ作り
4個のペットボトルをテープで一つのブロック(浮力材)にします。 → 午前中に絵を描いたコンパネに、3mmビニール紐で浮力材を縛り付けていきます。 → 岩なのに接触してペットボトルが外れないように、テープでビニール紐を浮力材に貼り付けます。 → もっと浮力が必要なイカダには、あと5個のペットボトルを追加します。 → イカダ前方に牽引用ロープを取り付けます。
15:30 終わりの会
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◇準備(見本づくり)7月8日◇と簡易シャワー
かなり暑かったので、こーちゃん(スタッフ)が簡易シャワーをつくりました。
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準備(見本のイカダと竹オールを作った)日は大雨でした。
延岡方面からの峠道は、道の改修工事のため全面通行止めとなっていました。回り道を余儀なくされたスクール生の到着が遅れたので、10分ほど過ぎてはじまりました。今日は、三家族が用事があり欠席でした。また、初参加も含め8人のスタッフが揃いました。
9:50〜 塩づくりの説明と準備
5チームに分かれて、簡易かまど4基と釜戸1基を使って海水から塩をつくります。プリントを使って概要を説明して、グランドにブロックの簡易かまど台とテント(日陰を作るため)の設置を行いました。
10:30〜 海水の煮炊き
海水7リットルを、浮遊物等のゴミをフィルターで取り除きながら鍋に移し、薪に火をつけます。そして、強火でひたすら水分を蒸発させて行きます。途中の昼ごはんの時間は、スタッフが火の番をしました。
13:00〜 塩の析出
海水を1.5リットルまで濃縮できたら、木のしゃもじで塩が鍋にこびりつかない様にかき混ぜ、1リットルより少なくなったら、一度目のろ過をします。1度目のろ過で取り除くのは固形化したニガリです。
鍋を洗い、ろ過した海水を再び煮詰めます。塩が析出しシャーベット状になったら、固形化した塩を採取するために、2度目のろ過をします。
14:00〜 乾燥
採取した塩は、フライパンで乾燥させ、塩が完成します。乾燥重量635gの塩が採取できました。今回作った塩は、大さじ山盛り2杯(約20g)を試食用として、参加者それぞれ持ち帰りました。
15:00〜 ビオトープ観察
長靴着用で網を持って、グランドにあるビオトープの生き物を調べました。スタッフは、マツモムシにやや興奮気味でしたが、子どもたちには、オタマジャクシとカエル、ヤゴ、イモリが人気があったようです。
簡易かまどの台設置 |
海水を鍋へ |
海水の煮炊き |
ろ過して塩を採取 |
採取した塩を乾燥 |
ビオトープで生き物調査 |
火おこしに挑戦と
◇準備(海水汲み)5月27日◇
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9:40〜 ダンボールコンポスト
ダンボールコンポストで家庭生ごみから麦畑のたい肥を作るための手順を、宮崎県ダンボールコンポストネットワーク門川支部の山下さんから説明をうけました。これから、4カ月かけて堆肥作りを進めていきます。
10:40〜 脱穀
前回で刈った麦を、足踏み脱穀機と千歯を使って脱穀しました。慣れない脱穀作業に戸惑いながら約2時間かけてすべての麦を脱穀することができました。
12:30〜 昼食
13:30〜 籾すりと風選
穂から外した籾に残っている実を手でもんで籾と実に分離させて、唐箕を使って実だけを選別しました。唐箕の作業も初体験ですが、順調に実だけを取り出すことができました。
スタッフ2名は、籾すりと風選から離れて、麦刈りの終わった畑に芋つるとカボチャつるを植えつけました。実がついたら、ecoスクールでのお楽しみにしたいと思います。
約14kgの麦を収穫することができました。収穫した麦は、7袋に分けて、その一部を参加者自宅の冷蔵庫で保庫することにしました。
15:30 解散
籾すりと風選が予定より早く終わったので、30分早い解散となりました。
ダンボールコンポストの説明 |
足踏み脱穀機で脱穀 |
千歯すき |
唐箕で実と殻を完全分離 |
今日のスタッフは4名で、ひと家族が学校の行事で欠席でした。
◇ 準備(脱穀機と千歯)5月20日 ◇
脱穀機には、脱穀した実と殻が飛散しないように厚手ビニールで覆いを掛け、ダンボール板作った受け箱を設置。8枚のダンボール板(180×90)を使用しました。
8:30 スタッフ集合
今期から新たなスタッフが参加するため、参加者集合の1時間前に集まり、年間の大まかな流れと今日の活動内容を確認しました。今日のスタッフは5名です。8人(4家族)が学校の行事で出席できませんでした。
9:30〜 開校式、はじめまして
横山理事長あいさつ→自己紹介→はじめまして(ネイチャゲームリーダー:横山理事長)→集合写真と進みました。
10:30〜 フィールドビンゴ
森の学舎周辺を、ジュンジュン(ネイチャーゲームリーダー)の案内で、グループ毎にカードにある自然を探していきます。今回のスペシャルは、各グループ毎で自由に決めました。
11:30〜 麦刈り
昨年度のecoスクールで植えた麦を、稲刈り鎌を使って刈っていきます。
12:00〜 昼食
13:00〜 麦はさ掛け
藁で一束にまとめていきます。2m竿に8本分を掛けてました。
15:30 解散
麦はさ掛けが予定より早く終わったので、30分早い解散となりました。
取材:宮崎日々新聞社
はじめまして |
フィールドビンゴ |
麦刈り |
麦はさ掛け |